【モノを大切に、自分らしく暮らす】木の雛人形・五月人形 [人と木]

手づくり絵本棚 人と木の絵本紹介「30000このすいか」

[絵本⑭]30000個の「すいか」がごろごろと逃げ出した!

2016年8月1日(月)

『30000このすいか』
あきびんご 作
くもん出版

[絵本]30000このすいか画像1

こんにちは。久保です。

梅雨も明けまして、一気に夏本番になりました。
みなさま、暑さ対策は万全ですか?
夏の楽しみの1つといえば、やっぱり「すいか」ですね。
水分が多くてカロリーが少なく、β-カロテンなども豊富に含む「すいか」。
おいしいだけでなく、水分や栄養素も補給してくれるので
夏にはピッタリの果物といえますね。
(学術的には「野菜」に分類されるそうですが・・・)

さて、そんな「すいか」たちが、
ごろごろと畑から逃げ出す、
奇想天外な絵本が、今月ご紹介する『30000このすいか』です。


[絵本]30000このすいか画像2

山に囲まれたひろい畑で暮らす30000 個のすいかたち。
のんびりと、そしてまるまると成長していました。

ある日、からすが2羽やってきて
「あすにでも いちばに つれていかれるよ」
「かわいそうに たべられてしまうなんて」とささやきます。

それを聞いたすいかたちは気絶しそうになります。
「ねえ、みんなきいた? わたしたちたべられちゃうんだって!」
「ここにいたら おしまいよ」

そして、「逃げ出す」ことを決意します。

[絵本]30000このすいか画像3

ごろごろごろと逃げ出す、30000 個のすいかたち。
山を登り、峠を越え、ごろごろと坂をくだり始めます。
はたして、すいかたちの運命は?



[絵本]30000このすいか画像4

予想を超えるユニークな結末には、
大人も子どももきっと圧倒されるでしょう。
そして、この本に込められた
純真で力強い想像力に、
思わずクスりと笑ってしまうことでしょう。



[絵本]30000このすいか画像5

著者のあきびんごさんは、広島県尾道市生まれ。
(おそらく「安芸」と「備後」の中間という意味のペンネームでしょうね)
日本画家として活躍されたのち、
還暦を機に描きはじめた絵本が
今では数々の人気作品となっています。
やさしくコミカルなタッチの絵には
ついついひきつけられます。

そんな楽しい絵本『30000 このすいか』。
夕涼みの時間、家族で「すいか」をいただきながら
ぜひ、読み聞かせてみてはいかがでしょう。
絵本がある幸せな時間が、皆様に訪れますように。

[絵本]30000このすいか画像5 そして、そんな「30000このすいか」を収納するのにちょうどいいラックが
人と木の「表紙が見える絵本棚」です!
Sサイズ(幅50cm)は、約50冊収納可能な、コンパクトサイズ。
Mサイズ(幅70cm)は、約70冊収納可能な、ノーマルサイズ。
Lサイズ(幅90cm)は、約90冊収納可能な、大容量サイズ
と、3サイズご用意しておりますので、是非ごらんください。
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久保さん

久保浩志(しおまち書房)
1967年広島生まれ。大学時代に出版サークルに入部したことをきっかけに、広告やデザイ ンの世界に興味を持ち、情報出版社と印刷会社に計20年勤務。2013年より制作事務所「しおまち書房」として独立。「えほんマルシェ」のブランドで、中古絵本のセレクト販売も手がける。http://shiomachi.com/

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